雪国でカフェ風の家づくり!雪国ならではの外観・内装ポイントを紹介
まるで映画に出てくるようなカフェ風の家。モダンでおしゃれな外観や間取りの家での生活は、想像するだけで楽しくなります。
雪国でもカフェ風の家づくりは可能なのでしょうか。雪国ならではの環境を考えると、実現は難しいと思うかもしれません。
しかし、その環境をカバーする方法があればどうでしょうか?
本記事では、雪国でカフェ風の家を建てるときにおすすめの外観や内装について詳しくご紹介します。
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カフェ風の家とは
ひとくちに「カフェ風の家」といっても、外観や内装に決まったルールがあるわけではありません。たとえば好みのカフェを思い浮かべて設計し、建てた家であれば、おのずと洒落たカフェ風になるでしょう。
もしもカフェ風の家の雰囲気を出したいのであれば、まずはどのような点に「カフェ」の特徴を感じるかを考えてみてはいかがでしょうか。そこが建てる家のこだわりに反映され、カフェ風の理想の家になるはずです。
どんな部分に「カフェ」を感じる?
たとえば、好みのカフェはどんなテイストをしているでしょうか。北欧風、シンプルスタイリッシュ、モダン、和モダン…カフェのテイストはさまざまです。中には昭和テイストの喫茶店がお好きな方も。テイスト次第で作る家の方向性は大きく変わります。
ほかにもカフェ独特の内装や小物など、カフェならではのポイントが必ずあるはず。理想のカフェ風の家を建てるのならひとつひとつ思い起こし、ぜひ設計士に伝えてみてくださいね。
雪国でできるカフェ風の家の外観
雪国の住宅は雪をはじめとした環境への対策が必要になります。お住まいの地域によっては「雪国ではカフェ風の家が難しいかも」と考えるかもしれません。
しかし雪国ならではの環境対策は、建築技術が発達した今の時代ならクリアしやすくなっています。外観でも対策できるポイントが多々ありますので、雪国だからといってカフェ風の家を諦める必要はありません。
外観①:屋根で雪対策を万全に
雪国といえばやはり大雪。冬場に備えた対策は必須の地域です。カフェ風の住宅でもそれは変わりません。
雪対策の大きなポイントのひとつとして、屋根に注目してみましょう。雪国では降雪への対策として、温暖な地域ではあまり見かけないタイプの屋根もそろっています。
「急勾配屋根」にして、自然に雪を落とす方法はいかがでしょうか。片流れ屋根にすればデザイン性も高く、雪下ろし対策とハイセンスな外観の両立が可能です。
急勾配屋根以外にも、あえて雪を屋根に積もらせておく「耐雪式屋根」などタイプはさまざまです。色々なテイストの外観に対応できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
外観②:厚い壁で家の傷みを守る
雪国では雪による家の傷みや冷気の流入も深刻な問題です。厚い壁にして冬の悪条件から家を守りましょう。とくにガルバリウムを使った壁は近年注目されており、雪深い季節にも雪対策として人気を集めています。
壁に使う素材のタイプやカラーリングの組み合わせで、カフェ風の洒落たテイストにしてみるのも良い方法です。機能性と外観を兼ね備えた家にできるでしょう。
外観③:アイアン素材でモダン感を演出
エントランスポーチのドアノブや中庭に使うパーツを、一部アイアン素材にしてみるのもおすすめです。アイアン素材は多雪区域でもよく使われる素材で強度があり、さまざまな形状のパーツがリリースされています。
たとえば猫の手のように丸いカーブを描くドアノブや洋画風の柵など、アイアン素材で作ってみてはいかがでしょうか。モダンでハイセンスなアクセントになること請け合いです。
雪国でできるカフェ風の家の内装
内装は外観よりも幅広い選択肢があります。寒さ対策は必須ですが、そのほかのポイントでは好みや発想を柔軟に反映できるでしょう。
内装①:寒さ対策
雪国の住宅なら、何といっても寒さ対策が必要です。高気密高断熱で寒気の遮断や室内のあたたかさを逃さないことはもちろんですが、そのほかに対応できる部分にも注目しましょう。
カフェ風の家を希望するのなら、リビングに大きな窓が欲しいと思うかもしれません。ところが、窓も冷気の侵入口になりやすい部分にあたります。
そこで必要不可欠なのが複層ガラスの使用です。複層ガラスは複数枚のガラスで構成されており、ガラスの間には空間を持たせています。
通常のガラスよりも寒さ対策の効果が高いため、雪国の住宅にうってつけです。大きな窓でもしっかりした寒さ対策ができますね。
内装②:レンガ張りの壁でモダンカフェ風に
モダンなカフェといえばレンガ造りの壁を思い出す人も多いかもしれません。欧州のレトロな光景の中、レンガはモダンでロマンティックな雰囲気を醸し出します。カフェ風の家にもぜひ取り入れたくなりますね。
実際に、家の中に壁にレンガを積む必要はありません。すでにレンガ風にデザインされた壁材がありますので、設計とテイストと相談しながら取り入れていきましょう。
レンガ張りの壁と組み合わせるインテリアにもぜひこだわってください。玄関にはウェルカムボードを飾ってみるのはいかがでしょうか。窓のそばなら愛らしい小物や植物も似合います。
内装③:床材や壁材の素材を統一する
カフェ風のテイストを出したいのなら、床や壁の素材にも気を遣ってみましょう。異素材の組み合わせもハイセンスで素敵ですが、やりすぎるとアンバランスになったり、カフェ風とは違う雰囲気になることも。
床や壁の素材に統一感を出すと、落ち着いたモダンなカフェの雰囲気に近付けやすくなります。とくに人気を集めているのはウッドテイストの素材です。木目のあたたかさがカフェの雰囲気によく似合い、カフェにふさわしい穏やかな空間を作り上げてくれるでしょう。
またウッドテイストの素材はカラーリングや木目などのバリエーションが豊富です。サンプルを見るだけでも楽しめるほどの種類がありますので、理想のカフェ風の家に似合いそうなものをじっくりと探してみてください。
内装④:アンティークなインテリアで一気にカフェの雰囲気に
カフェ風の家を建てたいのなら、インテリアをアンティーク調にしてみるのもおすすめです。アンティーク調のインテリアはモダンな雰囲気と相性が良く、洒落たカフェのテイストの実現に実力を発揮します。
また、照明にもこだわりましょう。照明の形は家の雰囲気を大きく左右します。天井からつり下げるタイプのペンダントライトをはじめ、アンティークなインテリアに似合う照明は豊富です。
アンティーク調以外にも、目指したいテイストのカフェに近付けるようなインテリアや照明の方向性を分析し、「これだ!」と思えるものを取り入れてみてください。
インテリアは家の雰囲気を決める重要な要素です。ぜひ納得がいくまで考え、とことんまでこだわりましょう。
まとめ
雪国でも「カフェ風の家」を建てられます。雪国の環境に必要な対策さえできれば、あとは自由な発想で理想のカフェテイストを実現できます。外観や内装の選択を楽しみ、素敵なマイホームを手に入れましょう。
雪国の環境への対策は、雪国を知り尽くした工務店に任せるのも大切です。雪国ならではの問題点とその対策を提案し、理想の家づくりに有益なサポートが可能です。アットホームラボもそのひとつである、と自負しています。どうぞお気軽にご連絡ください。
この記事の監修
アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士
2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。
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