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住宅のアフターメンテナンス完全ガイド:快適な暮らしを維持する方法

家づくりの知識2024.12.10

住宅のアフターメンテナンス完全ガイド:快適な暮らしを維持する方法

住宅は建てた後も快適な暮らしを維持するためには、アフターメンテナンスも大切です。

 

定期点検やメンテナンスなどを通じて、適切な対処を実施することで、住宅の機能を中長期間に渡り維持できます。

 

この記事では、住宅のアフターメンテナンスの定義や法的な背景、種類、ハウスメーカと工務店の違い、住宅メーカーの選び方、費用、トラブル対処法を解説します。

 

なお、アットホームラボでは、住宅の建築のみならずアフターサービスについてもオンライン相談会でご相談いただけます。

 

お申し込みのうえ、お気軽にご相談ください。

 


 

 

住宅のアフターメンテナンスとは

住宅のアフターメンテナンスは、新築後の住まいを長く快適に保つための取り組みです。

 

定期的な点検や修理を通じて、家の価値を維持し、安全性を確保します。

 

 

アフターメンテナンスの定義と重要性

 

アフターメンテナンスとは、住宅の引き渡し後に行われる保守や修繕です。

 

具体的には、新築時の品質を保ち、経年劣化による問題を未然に防ぐ役割を果たします。

 

また、住宅の将来的な資産価値の維持にも影響します。

 

定期点検や小さな修理を怠ると大きな損傷につながる可能性があるため、計画的なメンテナンスが欠かせません。

 

アットホームラボでは、アフターメンテナンスに関しても質問できる無料相談会を実施しております。

 

住宅の建築やアフターメンテナンスについて不明点がある場合は、ぜひご利用ください。

 

 

法的な背景(住宅瑕疵担保責任保険制度)

 

住宅瑕疵担保責任保険制度は、新築住宅の品質を保証する制度です。

 

この制度により、建設業者や宅建業者は、新築住宅に対して10年間の瑕疵担保責任を負います。

 

主な目的は、住宅購入者の利益を守ることです。

 

万が一、構造上の欠陥や雨漏りなどの問題が発生した場合、修繕費用が保証されます。

 

さらに、建設業者が倒産した場合でも、保険金の支払いが保証されるため、消費者は安心して家を購入できます。

 

引用元:一般社団法人 住宅瑕疵担保保険責任保険協会|住宅瑕疵担保履行法とは

 

 

住宅のアフターメンテナンスの種類

住宅のアフターメンテナンスには、大きく分けて4つの種類があります。

 

  1. 定期点検
  2. 保証対応
  3. メンテナンス・補修
  4. リフォーム・リノベーション

 

それぞれの特徴と重要性を理解し、適切に活用することで、快適な住まいを維持できるでしょう。

 

 

種類①:定期点検

 

定期点検は、住宅の健康診断のようなものです。

 

専門家が定期的に訪問し、外壁や屋根、設備機器など、目に見えない部分まで入念に建物の状態を細かくチェックします。

 

通常、新築後1年、2年、5年、10年といったタイミングで行われます。

 

早期発見が修繕費用の削減につながるため、定期点検はとても大切です。

 

問題が小さいうちに対処できるので、安心して暮らせるでしょう。

 

 

種類②:保証対応

 

保証対応は、住宅に不具合が見つかった際の安全網です。

 

先述の通り、新築住宅には、法律で定められた10年間の瑕疵担保責任があります。

 

構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分に不具合があれば、無償で修理を受けられます。

 

また、ハウスメーカーによっては、独自の長期保証制度を設けているところもあります。

 

保証内容や期間は会社によって異なるので、購入時によく確認しておくといいでしょう。

 

アットホームラボでは、オンライン相談会で保証内容や保証期間をご相談いただけます。

 

ご不明点がありましたら、ぜひご相談ください。

 

 

種類③:メンテナンス・補修

 

メンテナンス・補修は、住宅の美しさと機能を保つための日常的な取り組みです。

 

たとえば、外壁の塗り替えや屋根の点検、設備の交換などが含まれます。

 

定期的なメンテナンスは、大きな修繕を防ぎ、住宅の寿命を延ばします。

 

DIYで対応できる部分もありますが、専門的な知識が必要な場合は、プロに依頼してください。

 

計画的に行うことで、突然の高額修理を避けられ、家計にも優しいでしょう。

 

 

種類④:リフォーム・リノベーション

 

リフォーム・リノベーションとは、単なる修繕ではなく、生活スタイルの変化に合わせた改装です。

 

たとえば、子どもの成長に合わせて部屋を増やしたり、高齢者向けにバリアフリー化したりします。

 

また、キッチンやバスルームの刷新で、生活の質を大きく向上させることも可能です。

 

他にも、エネルギー効率を高める工事は、長期的には光熱費の節約につながります。

 

このようなリフォームやリノベーションは、住宅の価値を高める効果も期待できるでしょう。

 

アットホームラボでは、定額制のリノベーションも提供しています。

 

ご興味のある方は、定額制リノベーションの予約からお申し込みのうえ、ご相談ください。

 

 

ハウスメーカー・工務店によるアフターサービスの違い

 ハウスメーカーと工務店では、アフターサービスの提供方法に大きな違いがあります。

 

それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合った選択をすることが大切です。

 

 

大手ハウスメーカーのアフターサービス特徴

 

大手ハウスメーカーは、全国規模のネットワークを活かしたサービスの提供が可能です。

 

また、大手ハウスメーカーの定期点検は、マニュアル化された手順で実施されます。

 

専門のスタッフが細かくチェックし、問題点を見逃さない仕組みが整っている点が特徴です。

 

さらに、独自の長期保証制度を設けているケースが多いです。

 

構造体や防水などの重要部分に対して、法定の10年を超える保証を提供することもあります。

 

デメリットとしては、担当者が頻繁に変わる可能性がある点です。

 

異動や退職により、家の状態を熟知した担当者との長期的な関係構築が難しい場合もあるでしょう。

 

 

地域密着型工務店のアフターサービス特徴

 

地域密着型工務店は、きめ細やかな対応力がメリットです。

 

同じ担当者が長期にわたって家の状態を把握し、一貫したサービスを提供します。

 

顔の見える関係性が築けるため、些細な相談もしやすい雰囲気があるでしょう。

 

地域の気候や風土に精通しているため、的確なアドバイスも期待できます。

 

緊急時の対応も、地域に根ざしているため迅速です。休日や夜間でも、融通が利きやすいでしょう。

 

一方で、保証制度や点検システムが体系化されていない場合もあります。

 

会社の規模や方針によって、サービス内容に差が出ることもあるでしょう。

 

なお、工務店で家を建てるメリットとデメリットは以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

 

【関連記事】工務店で家を建てるメリット・デメリット|ハウスメーカーとの違いを合わせて解説

 

 

住宅メーカー選びのポイント

住宅メーカー選びで重要なのは、アフターサービスの充実度です。

 

そのため、長期保証の内容や定期点検の頻度を比較しましょう。

 

また、緊急時の対応体制も確認が必要です。メーカーの経営状況も確認しましょう。安定した会社なら、将来的なサポートも期待できます。

 

それから担当者との相性も大切です。住宅メーカーとは建築からアフターメンテナンスまで、長期的な付き合いになるので、信頼できる人かどうかしっかり見極めましょう。

 

住宅メーカーとの打ち合わせや相談時のコツや注意点を以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

 

【関連記事】注文住宅の打ち合わせのコツ8選と注意点についてわかりやすく解説

 

 

アフターメンテナンスの費用

住宅のアフターメンテナンス費用は、無償と有償のサービスに分かれます。

 

適切な予算計画を立てるためには、この区分を確認しておきましょう。

 

 

無償サービスの範囲

新築住宅には、法律で定められた10年間の瑕疵担保責任があります。

 

この期間中、構造上の重要な部分や雨漏りに関する不具合は無償で修理されます。

 

さらに、多くのハウスメーカーは独自の保証制度を設けています。

 

たとえば、引き渡し後2年間は設備機器の不具合も無償で対応するケースが多いでしょう。ただし、経年劣化や使用上の問題は対象外となる点に注意が必要です。

 

 

有償サービスの料金目安

 

無償期間を過ぎると、メンテナンスは有償となります。

 

費用は家の状態や必要な作業によって大きく変わります。

 

一般的な目安として、年間10万円から50万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

 

具体的には、外壁塗装で60万円から250万円、屋根の葺き替えで140万円から180万円ほどかかる場合があります。

 

これらの大規模修繕は10年から20年ごとに必要となります。また、給湯器や空調設備の更新も高額になりがちです。計画的に資金を準備しておくことをおすすめします。

 

 

アフターメンテナンスのトラブル対処法

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アフターメンテナンスでトラブルが発生した場合の対処方法を解説します。

 

あらかじめ対処方法を確認しておくと、トラブル時も冷静な対応が可能です。

 

 

メーカーとの交渉のポイント

 

メーカーと交渉する際は、問題点を具体的に記録することから始めましょう。

 

写真や動画を撮り、日時も記録しておくと、交渉時に役立ちます。

 

次にメーカーに連絡を取り、状況を丁寧に説明します。

 

感情的にならず、事実に基づいて話すことが大切です。

 

そして、解決策を提案してもらい、それが適切かどうか判断します。

 

納得できない場合は、別の選択肢を求めましょう。

 

また、交渉内容は必ず文書化しておくと、後々のトラブル防止になります。

 

 

第三者機関への相談

 

メーカーとの交渉が難航した場合、第三者機関の力を借りるのも方法の1つです。

 

住宅リフォーム紛争処理支援センターなどの公的機関が、中立的な立場で相談に乗ってくれます。

 

専門家のアドバイスを得られるので、適切な対応方法が見つかるでしょう。

 

また、弁護士や建築士などの専門家に相談するのも効果的です。

 

費用はかかりますが、専門的な見地からの助言は問題解決のサポートを受けられます。

 

 

まとめ:住宅のアフターメンテナンスについて

住宅のアフターメンテナンスは、快適な暮らしを長く続けるために必要な要素です。

 

定期点検、保証対応、メンテナンス・補修、リフォーム・リノベーションなど、さまざまな種類があります。

 

また、ハウスメーカーと工務店の特徴を理解し、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。

 

アットホームラボでは、アフターメンテナンスも含めた家づくりの無料相談会を実施しています。

 

オンライン相談会もありますので、ぜひ不明点等をご相談ください。

 

【関連記事】定額制リノベーションとは?メリット・デメリットや自由設計型との違いも

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なお、アットホームラボが手がけた住宅の施工事例は、WORKSからご確認いただけます。

この記事の監修

アットホームラボ代表 青木真大(あおきまさひろ)
二級建築士、二級建築施工管理技士


2006年建築デザイン学部を卒業後、東京と新潟の建築事務所にてデザイン実務を経て、株式会社アオキ住建へ入社。 建築業界で15年間の設計、現場監督経験を経て、住宅事業部の責任者として1,500件以上の新築及び大規模リノベーションに関わる。

 

新築だけでなくリフォームも承っておりますので、気になる方は是非無料相談会にご参加ください!
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